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好きな食べ物

僕の好きな食べ物の話。


以前、インタビューかなにかで1週間食べ続けられるものは?と聞かれた時に、ウィダーインゼリーと

答えたことがある。


100の質問をするというもので時間制限があり、有り体にいえばゲームのような感じで瞬発力が求められるものだった。


きちんと内容を受け取れたのかはわからないけれど、その時は「3食と言われてないし、何も考えずに口に運べるならこれくらいだろう。自分は朝ご飯食べないしな。」と言うことを考え、そう答えた。


なので、これは自分の好きな食べ物では無い。


割と自分の思考の癖がこんな感じなので、自分の好きな物を推しはかるのが難しい。


けれど、自信を持って好きだと言える食べ物がある。


“ざるそば”だ。


ざるそばは、驚異的な速さで僕の目の前から無くなっていく。

ずるずる、ずるずると食べていると、ものの5分ほどで一枚は無くなる。さびしい。


なぜ、ざるそばが好きなのか。

話は子供の頃に遡る。


僕には5つ上の兄がいるのだが、その兄はすごくラーメンを好んでいる。青森という土地はラーメンが結構盛んで、今では濃い煮干しラーメンが有名だが、僕の子供のころは中華そば的なもので煮干しの澄んだ出汁の醤油ラーメンが一般的だった。(26年くらい前だろうか)


外食といえば、決まってラーメン。

たまに何が食べたいかと僕に聞かれても、パスタか、ピザか、そばしか答えなかった。そして、パスタやピザを出す店は青森には少なかった。あっても子供に食べされるには高すぎた。結果、そばか、ラーメン。そばが選択されることは稀だった。


なぜ、パスタやピザを話していたかというと、当時、テレビの影響で世界遺産や海外の旅行番組のようなものが凄く好きで、パスタやピザはお洒落の代名詞のように感じていた。食べて見たかった。非日常に没入したかったのだろう。


また、僕は大変な偏食家だった。

丼物やカレーライスも苦手。

米が液体に吸われたり、汚染される感じが凄く苦手だった。(お茶漬けは好きだったから、限定化が難しいのだけれども。多分ピュアさの問題。いやぁ、みなさまに伝わらない気がしてきました…)


そして、ラーメンの何が嫌だったか。

熱いのだ。子供の時は食べるのが苦手だったのか、ラーメンの熱さは目を細めてしまうくらいには嫌いだった。そして、なんだかイメージがピュアじゃないと感じていた。

塩ラーメンや、しじみラーメンは好んで食べる。ギリギリ煮干しの中華そばを食べるくらいで、味噌ラーメンはダメ。豚骨とかは無かった。


もちろん、子供の時の話で今はなんでも普通に食べれるし、ラーメンは好き寄り。


けれど、当時の僕は凄く苦手だった。


ピーマンとネギが好きで、刺身が好きな子供の僕(これは今でも意味わからん。好きだけど。)は外食にラーメンやカレー、牛丼なんかは本当に嫌だった。

洋食なら良いのかというと、そういうことでもなくハンバーグなんかも食べるのが好きではなかった気がする。

旅番組や料理本に出ていた白ワインを使ったアクアパッツァを食べてみたいと思っていたし、ハーブに憧れていた。嫌なガキだ。知識先行である。


子供が好む、唐揚げ、カレーライス、ハンバーグは僕の中で敵視していた。

当てはめるなこのやろう。っと思っていたくらいだ。



とにかく、食べることに疲れてしまう子供だった。

食べるくらいなら、ゲームをしていたいし、食べるくらいなら、小説や漫画の物語の中に身体を浸かりたいし、食べるくらいなら、映画を観たい。

そんな子供だった。

食べると眠くなる、食べるとお腹が重くなる、食べると姿勢を正さなくちゃいけない。疲れてしまう。


それに、頭の中はいつでも日常から目を背けていたような気がする。

シャーロックホームズを読めば、ご飯を食べずに苦いコーヒーを飲むことに固執し、お茶や水の味の違いを発見するのに楽しくなって、しこたまペットボトルやティーバッグを買い漁って飲み比べしていた時期もある。

指輪物語にハマって、ローストチキンやレンバスという固いパンを食べてみたいと思い、カロリーメイトをレンバスと呼ぶ。

そんな子供だった。


料理をするのは好きだった。作ることが好きだった気がする。これはまた違う時に書くとしよう。


そんな子供時代、ざるそばは食べ物の中で特一級だった。食べることが嫌な僕は、ざるそばならテンションが上がり、必ず2枚は食べる。

甘辛く、旨味の強い出汁に、キレイな歯触り、熱くなくて食べやすい。


祖父から仕事ができる人間は飯が早いと言われ、間に受けていたのもある。

ざるそばは、とにかく早く食べることができる。

(祖父は船大工だった)


今は、早く食べることより品良く食べることや、しっかり栄養が取れるように良く噛んで食べることの方がよっぽど良いなと思っているけれど。

祖父なりの処世術だった。父親との縁が薄い僕にとって、祖父は尊敬していたのだと思う。


そうめんや、ざる中華も好きだった。

けれど、ざるそばには勝てなかった。


そばの香りや、コシなどの細かな差異を気にしたり、ざるそばの出来に固執せずに、ただただざるそばというものにテンションが上がり、ざるそばをすごい勢いで食べる。

あの、軽快に減っていくのも良い。


蕎麦だけは絶対に作らないと決めている。

作ると嗜好品の域から逸脱してしまう。


ざるそばは、心のオアシスであってほしいのだ。


いつでも消費する側でいたい。


乾麺などは、あまり好きじゃない。

太い田舎そば的なものもあまり好きではない。

軽快さと食感が違う。


今でも、そばはすごく好きだ。

でも、誰かと食べに行くよりは、1人もしくは詩子と2人で食べるのがちょうどいい。たぶん食べている姿にドン引きされそうだからだ。


僕の小さな目標は、わんこそばに挑戦することと、めちゃくちゃ美味いそばを食べること。


それでも、多分手頃でそこそこのざる蕎麦を思う存分食べることの方が幸せなので、リーズナブルでおいしいそばを大量に食べることが今の幸せ。


最近は、ビーチにしめやという道の駅のメガざるそば1000円を食べるのが幸せ。

ちょっとお金に余裕があれば2回頼む。



今の好きな食べ物一覧

(思いついたの書くだけなので、書いてないから嫌いということではない)


ざるそば

納豆

刺身、寿司

出汁

ポトフ

味噌汁

スッキリしたラーメン

パスタ

野菜全般


嫌いな食べ物


長芋(痒くなる)



 
 
 

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料理の話をしよう。 といってもすごく広い範囲なので、今回は限定して。 技術の話。 僕は多分、一般的な料理人の方より技術がない。 それは、数をこなしていないからとか、体力がないからとか、そういうのもあるだろう。 あと、詩子が言っていたのだが、身体操作、つまりは運動神経が弱いという話だ。 昔から身体を使うことは苦手だ。 伸脚ができなすぎて、脚が伸びないだけなのに格好つけてると言いがかりをされたくらいだ

 
 
 

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